「ねぇ、お父さん?」
もうすっかり日が暮れ、辺りが真っ暗に染まった頃。
俺と希衣は、優希と希心を真ん中に挟んで暗い夜道をゆっくりと歩いていた。
「なんだ?」
「あのね、見て!」
優希がその小さな手で指差したのは、空。
俺は不思議に思い、空を見上げる。
「…………っ」
そこには………とても強く、とても綺麗に輝く無数の星たち。
眩いくらいにきらめく夜空が、心優と見たあの日の夜空と重なって見えた。
「すごく光ってるね、キレイだね!」
「おにーたん、しゅごくきれぇだね!きこ、おほししゃま、しゅき!」
キラキラと目を輝かせながら、星を仰いではしゃぐ優希と希心。
こんな姿を見るたびに、まだまだ子供だなって思う。
俺はそんな子供たちを見て微笑んだ後、
もう一度、星が瞬く夜空を見上げた。



