てのひらを、ぎゅっと。



ーこうちゃんへー


こうちゃん、まずは今までありがとう。


それからあの日、嘘をついて
こうちゃんを傷つけてごめんなさい。


まだ中学生の私には、
どうすればいいか分からなかったの。


こうちゃんに別れを告げた時、
私はまだこうちゃんのことが
好きでした。


私、こうちゃんに言ったよね?


“気持ちって、
簡単に変わっちゃうもんなんだよ”って。


でもね、私の気持ちは
そのままだったよ?


こうちゃんに恋をした時のまま。


今だってそうだよ。


こうちゃんが私のそばにいる、
こうちゃんが笑ってる。


ただそれだけで、私の心はドキドキと
鳴り始めるの。


それだけこうちゃんが
好きってことだよね。