てのひらを、ぎゅっと。



なぁ、心優。


俺はお前にとって何だった?


そんな簡単に、手放せるほどの存在だったのか?


俺のこと、もういらなくなった?
嫌いになったのか?


俺たち、結婚するんだろ?なぁ。



約束したよな、一緒にいようって。

言ってくれたよな、大好きだって。

笑ってくれたよな、こうちゃんって。



………どうして……なんでだよ……。


ついこの間までは、俺を好きでいてくれたじゃねーか。


心優、俺には心優しかいないんだよ。


他の女じゃダメなんだよ。


心優じゃなきゃ………俺は……


好きになれない、愛せない。


どんなにどんなに心の中で叫んでみても、もう心優は俺の隣にはいなかった。


心優と俺の恋はたった一年で、あっさりと終わりを告げた。