てのひらを、ぎゅっと。




「「いただきまーす!!」」


そしてみんなで準備をした後、4人でひとつの食卓を囲んだ。


今日の夕飯のメニューは、甘口のカレーライス。


それからキュウリとレタス、トマトが程よく混ざったサラダだ。


「あ、希心、カレーついてるよ」

「おにーたん、ありがとー!」


希心の口元についたカレーをティッシュで拭いてあげる優しい優希。


優希はよく周りを見ていて、それでもって小さい子のお世話が大好きだ。


だからこうやって希心のお世話も積極的に手伝ってくれる。


「おにーたん、おちゃ、ない……」

「もーなくなったの?ちょっと待っててね、俺が希心のお茶ついできてあげる」


最近はもっとお兄ちゃんらしくなった。


優希や希心の成長がまた見れて嬉しくて、それを見て微笑む俺たちふたり。


そこには………誰が見ても羨むような、幸せな温かい家庭の姿があった。


そう、俺は心優との約束を叶えたんだ。


心優と交わした約束を。


手紙に書いてあった約束を。