てのひらを、ぎゅっと。



やわらかそうな、さらさらの長い髪の毛。


笑顔がとても可愛くて、頬に浮かぶえくぼが印象的な女の子。


私の……お姉ちゃん。


物心ついた時から、私は一人っ子だと思ってた。


でもそれからすぐ、私にお姉ちゃんがいることが分かった。


私が生まれてから少し後に、病気で亡くなったらしいけど。


私はいつも思う。


お姉ちゃんって、どんな人だったのかな。


どんな声で話すのかな。


どんな風に笑うのかな。


もし生きてたら、たくさん遊んでくれたのかな?


「話して、みたかったな……」


何気なくポツリと発した言葉は、静かな部屋に消えていった。


その時。