てのひらを、ぎゅっと。



それからね?


これも、私からのお願いです。


泣かないで?


私なんかのために、涙を流さないで?


私、梨帆の笑顔が大好きなんだよ。
本当に本当に、心から大好き。


たくさんの友達と、笑ってね。


私がいなくても、梨帆には
たくさんの友達がいるから大丈夫。


でもね、


どんなに他の子と仲良くなっても……
私のことは忘れないでね?


勝手だって分かってるの。
知ってるの。


私は梨帆にとって
なんの支えにも、頼りにもならない
親友だったかもしれない。


けどね、嫌なの。怖いの。


みんなにいつか、
忘れられてしまうことが。


架空の人物にされてしまうことが。


だってね、
私がいなくなっちゃっても、
みんなは生きてる。


私のいない世界で、
毎日を過ごしてく………。


いつ、忘れられちゃうのかな……って
ずっと考えてた。


けど、考えれば考えるほど、
怖くなる。苦しくなる。