てのひらを、ぎゅっと。




「ねぇ、心優ー…………っ。私、友達なんていらないから……。だから………っ、
う、うぅ………っ。私から……っ、離れ、
て、いかないでよぉ……っ、うぅ……」


………ごめん。


私だって、離れたくないよ。


でもね。


こればかりはどうしようもないんだよ。


神様の決めたことなんだから。


「…ごめん。ごめっ……ごめんね……っ」

「うぅ………っ、心優……っ」


大丈夫だよ、きっと大丈夫。


だって私、知ってるもん。


梨帆の周りは、いつもたくさんの人で溢れてること。


向日葵のような笑顔がたくさん咲いてること。


だからきっと、大丈夫だよ。


私のために、泣かないで。


梨帆はずっと、笑っててね。