てのひらを、ぎゅっと。




校門まできて、もう一度だけ思い出の校舎を振り返る。


見慣れた、大きな大きな建物。


少しだけ古びて、ところどころ黒ずんでいるけど、でもとても輝いている校舎。


ここで、たくさんの人と過ごした。


笑って泣いて、時には全力でぶつかり合って、ケンカして。


その全てが、なぜか懐かしい。


でも、全く色褪せることなく、心の奥底でキラキラと輝いてる。


今思えば、初めてこうちゃんに会ったのもここだった。