てのひらを、ぎゅっと。




私はもう一度だけ、大きく息を吸う。


もう最後だ。


大好きだったこの学校生活に、もうピリオドを打たなきゃ。


楽しかった時間は、もう終わり。


「私、もう学校にはこれません。だから最後にひとつだけ、言わせてください」


しっかりと、前を向いて。


「私の人生において、最高の宝物は……」


”心優“

”大丈夫?“

”ねぇねぇ昨日ねー“

”あははっ“


「私のそばでいつも笑ってくれる友達」


”みーゆ“

“ずっと一緒だよ?“

”離れないからねー“

”大好き“


「何があっても私を信じ、ずっと一緒にいてくれた親友」


”心優“

“結婚しような“

”大好き“

”愛してる“


「そして、どこまでも私を支えてくれた、素敵な恋人がいたことです………っ」


私は幸せだった。


こんなにも素敵な人たちに恵まれてたんだもん。


これ以上の幸せはないよ………。