てのひらを、ぎゅっと。




「わ、たしが……っ、言いたいことは、ただひとつです………っ」


命のタイムリミットを知って、初めて思った。


命が誕生する瞬間に出会って、初めて知った。


「いの、ちを………っ、大切にして、ください…………っ」


”命を大切に“


私が伝えたかったメッセージ。


命はただひとつしかないんだよ。


病気になってから痛いほどに、その意味を感じました。


私の目から溢れる涙は止まることを知らなくて。


ちょっと恥ずかしいな………なんて思ったけど、そんなのすぐに気にならなくなった。


だって…………みんなが泣いていたから。


男の子も女の子も、私のために涙を流してくれていたから。