てのひらを、ぎゅっと。



「俺になんか隠してることあるだろ?」

「うん…………ん?………えぇ!?」

「今日、なんか心優いつもと違ったから。俺の勘違いかもしんねーけど」


こうちゃん………。


そんな少しの気持ちの変化に気づいてくれるくらい、いつも私のこと見ててくれたんだ……。


でも、私、あの……


「怒ってたのかと思った」

「へ?」

「こうちゃん、怒ってんのかと思った」

「はぁー!?なんでだよ!」


だってこうちゃん、怖かったもん。


いっつもより絶対、絶対怖かった。


「まぁ、俺が怒るとしたら……心優がモテすぎなことだな」


え………?