てのひらを、ぎゅっと。



「なぁ!みーゆ?」


寒い寒い3月の冬空の下。


私とこうちゃんは、私の家の近くにある小さな公園のベンチに腰掛けていた。


「なぁに?」


私は顔をこうちゃんのいる右側に向ける。ードキッ。


「こ、こうちゃん………?どうしたの?」


顔を上げた先には、いつにもなく真剣なこうちゃんがいた。


私はぶらぶらと交互に揺らしていた足を思わずとめる。


「あのさ………」

「……ん?」


こうちゃん、怒ってる……?


「お前さ……」

「う、うん?」


何言われるんだろ。私、こうちゃん怒らせるようなこと何かしたかな……?