てのひらを、ぎゅっと。



照れたように自分の髪をくしゃくしゃっとするこうちゃん。


「別に………照れてねーから」


ブスッとして不機嫌そうに口先を尖らせたこうちゃんは、親に叱られた後にいじけた幼い子供に見えた。


あはっ、ちょっと可愛いかも。


どんなこうちゃんにもドキドキしちゃう私の心は、もう完全にこうちゃんにやられちゃってるよね。


「ふふっ、可愛い!」

「あーもう、笑うなよ!後、可愛いって男に言う台詞じゃないぞ!」


私の頭をパシッと軽く叩きながら、怒ってるのか楽しんでいるのかよく分からない表情のこうちゃん。


やっぱり好きだな、そう思う。


どんなこうちゃんも大好きだ。


愛しくて愛しくて……誰よりも愛してる。