てのひらを、ぎゅっと。



飛びっきり甘い声を意識して。


「こうちゃん………だぁいすきだよ……」


もう一度、こうちゃんの唇に私の唇を優しく重ねあわせた。


涙の味がした。


でも………すごくすごく、甘くて幸せな味がした。


私とこうちゃんの甘い甘い恋の味。


「へへっ、しちゃった!」


私が得意気にはにかむと、こうちゃんは私から恥ずかしそうに目を逸らした。


「おま………っ、ったく………」

「ん?」

「…………可愛すぎんだろ……バカ……」


あ………こうちゃん!


「顔真っ赤だぁー!照れてんの?ねぇ、
照れてんの?」

「あー!うるせぇー!」