てのひらを、ぎゅっと。



「俺たち………また、両想いだな」


にかっと笑ったこうちゃんを見て、私も自然と笑顔になった。


「寂しかったよ」

「ん」

「苦しかったよ」

「……ん」

「こうちゃんが隣にいなくなって、何度も何度も泣いたんだよ?」

「………よく、頑張ったな」


こうちゃんはくしゃくしゃっとしながら、大好きな手で私の頭を撫でてくれた。


「ほら」


そしてそのまま差し出されたてのひらを、私は両手できゅっと包み込む。


この2ヶ月、一度も繋がることのなかったふたりのてのひら。


もう二度と繋がることはないだろうと諦めてた、こうちゃんのてのひら。


たくさんのことを乗り越えて、何度も何度もすれ違って。


数え切れないほどの涙と夜を越えて、
今やっと………繋がったね。