てのひらを、ぎゅっと。



「それでな、俺、聞いたの。お前が病気なのか?って。ってか、教えてくれるまで帰らなかった」


そうだ、ったんだ。


これも、神様が決めた運命なのかな……。


全てが全て、自分が思うように上手くはいかない。


ひとつが上手くいけば、何かひとつが上手くいかなくて。


こうちゃんは話しを続ける。


「そしたら、俺だけに本当のこと教えてくれた」

「そ、っか……。全部、知ってるの…?」


こうちゃんは窓から私に目を移し、ゆっくりと一回だけ頷いた。


知ってるんだね、全部。


きっと全て分かってるだろう。


今こうして入院してる理由も、私がこうちゃんに別れを告げた意味も。


でも…ばれちゃったもんは仕方ないよね。