てのひらを、ぎゅっと。



「ごめん。俺……気づけなかった。心優がずっと苦しんでたこと」


いや、違う。


こうちゃんは気づいてる。知ってる。


私が病気であることを。


どうして?どこからばれた?


「…………なんで?って顔してるな……」


こうちゃんは、ははっと力のない苦笑いを浮かべた。


「あのな………」


私から目を逸らし、こうちゃんは窓の外から覗く景色を見ながらこう話してくれた。