てのひらを、ぎゅっと。



”学校はどう?“


そう聞こうと思ったのに、こうちゃんの声に私の言葉は遮られた。


「………な、なに?」


怖いくらいに真剣なこうちゃんとバッチリ目があって、私はすぐに目を逸らす。


ドク、ドク、ドク………。


この数日間、特に大きく鳴ることのなかった心臓は今、最大に動きだした。


こうちゃんだけに反応する私の心臓。


こうちゃんだけに感じるこのドキドキ。


「俺さ………」