てのひらを、ぎゅっと。




ダメに決まってるじゃんか。


何のために私がこうちゃんから離れたと思ってんのさ。


「絶対ダメ。ダメだかんね?」

「………ですよね」


梨帆が、分かってたよ、とでも言うようにクスッと笑った。


その後またすぐに梨帆が口を開く。


「でもね?」

「ん?」

「あのね?」

「だからなんだよー」


話しを引っぱって、なかなか教えてくれない梨帆。


うぅ……気になるー。


梨帆のいじわる。


「担任の先生がね、大島くんに病院の場所教えてたよ?」

「なんだ、そっか………。……って、ん?えぇーーー!?」


は?は?は?


なんで?


なに勝手なことしてんのさー!


私の許可とってからにしろよー!


「だからさ?大島くん、近いうちにここにくるんじゃない?」


なんで梨帆はそんなに冷静でいられんの。


私が慌てすぎて、おかしい人みたいになってるじゃんか!


ってかどーしよ。本当にどーしよ。


こうちゃんがここくるの!?


無理無理無理!


ぜーったい無理。