てのひらを、ぎゅっと。



「心優!ほら、クッキー焼いてきたよ!」

「梨帆!」

「心優の大好きなココア味ねー」

「ありがと!」


親友がお見舞いにきてくれるから、そんな寂しさも少し和らぐ。


私の部屋は個室だから、人目を気にせず思う存分に話せるしね。


梨帆の焼いてきてくれたクッキーを一口かじりながら、今日学校であったことをたくさん聞く。


梨帆の話しによると、みんな私の心配をしててくれたらしい。


昨日の今日だから私、有名になっちゃってるみたい。


ははは………。


「あ、それから大島くんがね?心優のお見舞いに行きたいらしいの。やっぱりダメかな………?」


私の顔色を伺うように覗いてくる梨帆。