次の日の朝、幸せの絶頂にいたはずのあたしに事件が起きました 「号外号外号外~!」 男の子の声とともに、カラフルな紙が宙を舞う うちの学校には、この辺じゃ有名な新聞部がある オタク系の男の子が、行き交う生徒達に慌ただしく何やら紙をばらまいている様子 …どうしたんだろ 登校しながら、男の子の様子を観察するあたし 生徒たちは、何やら好奇心の顔で紙を受け取っていた