「あ、莉子ちゃんに取り合ってもらえないから機嫌悪いんだ?」 「……違うから」 朝陽にからかわれるのは嫌だけど、仕方ない ちょっと当たってるからな……悔しいから黙っておこう 自分でもこんな気持ちは初めてだ なんでこんなに莉子ちゃんに執着するかもわからない でもあるときから、俺は莉子ちゃんに夢中になった 「なぁ翔早。でもウカウカしてられねんじゃーん?」 椅子に反対に腰掛け、笑顔の朝陽が俺を見た