甘いアイツのお気に入り





正直茉莉は、
ただ同じ境遇で一緒にいただけ。



最低だって言われても、
俺に好きの気持ちはなかった。



それに俺は、
汚い過去を捨てなければいけない。




こんな俺を温かく受け入れてくれた、
おじさんのために。




入学式の朝、そんなことを考えながら
新しい制服に身を包んだ。



もちろん着崩したりせず、
シャツのボタンを上までとめて、
ネクタイもしめた。