「……うん」 「そっか、よかった」 心配していたほどひどくなくて元気そう。 水分をとってなかったことでの ちょっとした日射病だったらしい。 素っ気ない返事だった。 だけど返ってきて、よかった。 久しぶりの会話だもん。 また無視されたらって思ったら……。 「……っ……」 気づけば涙が頬を伝って、 あたしの意志とは関係なくこぼれていく。 「……っ、ごめん……」