……翔早くんは、走るのかな。 運動神経よさそうだし。 何でもできちゃいそう。 そんな人の隣に、あたしはいたんだー……。 考えれば考えるほど出てくるのは 翔早くんとの思い出ばかりで。 そう思うとなんだか涙が出そうになって 慌てて上を向く。 いけないいけない。 もう泣かないんだった……。 よーし応援するぞー! それからあたしは一生懸命応援して、 あたし達のクラスは三位になった。