「莉子ちゃんに何かあったらって思ったら俺、死にそうになるの」 そう言ってあたしの頭を矢沢くんが撫でる 「へ……?」 ……死にそうに、なる?それってそれって 頭を撫でられたことと、意味がわかったことでかぁぁと赤くなるあたし うわ、だめだ。な、何か言わなきゃ…… 「心配、してくれてるってこと?」 「…ん?まぁそうかな」 照れる様子もない矢沢くん。 「へっ…」 それはすんごく嬉しいんだけど