甘いアイツのお気に入り




えっ、な、なに!?



矢沢くんの視線があたしに注がれて、普段触られないところに触れられて、あたしの顔はきっと真っ赤



さっきとは違うドキドキ



どうしよう、あたし焦げちゃいそうだよ。一体、いきなりどうしたっていうの?




「や、矢沢くん…?」



「なにされた?」




あたしの耳に届いたのは、無機質の声。いつもと違う、矢沢くんの鋭い視線があたしに向いた