お気に入りなのにー 涙目になるあたし 「あぁ、待って。俺が直してあげるから」 翔早くんがハサミを持ってきてくれて、丁寧にワンピースを直してくれる 器用なんだ、すごい だけど、さっきからあたしはドキドキ だって――ときどき翔早くんの手があたしの太ももにあたって… 「あの、翔早くん」