甘いアイツのお気に入り






「莉ー子ちゃん」




「っきゃ…っ!翔早くん!?」





放課後。机に向かって黙々と日誌を書くあたしの首に回る腕



人物を捉えた瞬間、甘い雰囲気に包まれる


翔早くんが来たんだってわかった




「ど、どうしたの?」




「どうしたって、莉子ちゃんに会いたくて来たんだよ」



近距離からの極上の笑顔




「え…」