「どした?理由聞いても平気?」 子どもをあやすみたいに優しく背中をポンポンしてくれる笹木くんにあたしは頷いて、 今までのことを話した 「…ウソだろ…」 笹木くんもびっくりしてた 「でも、見ちゃったの」 うわさなら信じないこともできるけど、これはあたしが見た真実だもん 「翔早がそんなことしてたはずないだろ?いつだって莉子ちゃん一筋で…」 そこまで言って、笹木くんは止まった