二股は嫌だし、幸美にも申し訳ないから 勝己への気持ちは抑えた。 ある日の帰り道。 私は宇田川と帰っていた。 「好きな人いる?」 何気なく聞かれた一言。 焦った私は 「好きな人いないよ!」 とっさに答えた。 「ぢゃあ気になってる人は?」 「いる…」 えっ、いるってゆっちゃった。 どうしよう。 なんて思いながら宇田川をみる。 笑っていた。