◎ケラン
 アザルディーンで最も小さい国。そしてアザルディーン中で唯一原油が取れる国。
 冬を越す為、戦をする為に使われる原油を産出する事で周囲の国の欲望をそそる国。クーベルバシクが庇護している。かなり際どいところでどうにか独立を保っている。
 主食は米。煮て食べる。
 輸入品は米、紙
 輸出品は石油


◎クードリド
 王は傀儡と化している。実権を握るのは軍。マリシャやアコーリア、シュリカの国境では小競り合いが絶えない。大きな戦争が起こせないのは、国内が常に内乱状態にあるら。
 世界中から犯罪者、無法者が集まる。
 アザルディーン大陸で唯一『シャンタル祭』に出席しない国。
 輸入品は、鉄、銅、小麦、粟


◎レヴァル
 ケランが欲しくて仕方の無い国。ただ、クーベルバシク怖さに不可侵条約を敗れないでいる。
 軍隊は強くない。長い平和のうちに軍はおろそかになりがち。徴兵制度が18~20歳まであるが、金を払えば逃れられる。
 主食は煮た米。海の無い国。
 アコーリア、シュリカから羊毛を輸入して毛糸にして輸出。他に特に産業はなし。魚以外は自給自足できている。
 輸入品は魚、羊毛
 輸出品は毛糸


◎ヴァルトリッド神聖皇国
 神殿の最高責任者たる巫女王が皇帝を兼任する女系国家。巫女王の後継者は斎皇女と呼ばれ国務に携わる母(女皇帝)にかわり神殿の実権を殆ど握る。
 アザルディーン中で運命の女神ヘレイアを信仰する唯一の国。異能者が多く生まれ、神殿に引き取られる。
 国は平和で主食は煮た米。自給自足できているのと、特殊な信仰形態により、他国との接触が殆ど無い。唯一、シャンタル祭に出席するのみである。異教の神をまつるシャンタル祭に出席するのは他国の動向を窺う為。
 神官戦士団がある。個々の戦闘能力は高い。