「えぇ~、俺のもピアス入ってるよ?イイと思うけどなぁ」
「……………」
…ピアス…どこに入ってると?
「味見、させて?」
「………」
まさか、いや………まさか…あんな痛そうなところ…。
イルミネーションの幻想的な雰囲気も、余韻を残してドキドキしても良さそうなキスも。
完全に、崩壊した。
「……哲に、いつまでもヤらせないつもりなら、俺と試したって良くね?」
崩壊した雰囲気に、更に重ねて。
真ちゃんは的確に。
「あんなに想われて、キスひとつさせないとか。……哲は優しすぎたな」
それはもう、的確に唐突に。
私の核心を、えぐり始めた。
青い光が、真ちゃんの金髪に反射する。
目にも、髪にも、キラキラと。
はたから見たら、見つめ合うカップルに見えたと思う。
繰り返し繰り返しキスをする、カップルに見えたと、思う。

