朝の旋律、CHOCOLATE ~Whole Lotta Love~



「おいで」


私が何の反応も見せなかったせいか、真ちゃんは、ニコッと笑うと、私の腕を引いた。


「大丈夫、哲んとこじゃないから」


真ちゃんは力が強い、気がする。
ひょいと、抱き留めるくらいの勢いで私を立たせ、遊びに行こう、と。

やや強引に、肩を抱いた。




「…………やだ」


行きたくない。
遊ぶような、気分じゃない。



「はい、ワガママ言わねーの」
「……………」



ワガママ、言ったかな私?

めそり、と顔を歪めた私が、どうあっても噛みついて来ないのを見て取ったのか、真ちゃんは、事もあろうに。

まるで私が大きな人形ででもあるかのように、私を抱き上げた。




「………やっ……」


ちょっ……歩ける!
歩けるから!



「はいはい、大人しくしてないと階段から落ちるからね」




いやあああぁぁぁ!!!

マジ怖い!!
マジ怖い!!!!