朝の旋律、CHOCOLATE ~Whole Lotta Love~




メールが、来た。
送信者は、真ちゃん。

生きてる?

と、ひとこと簡素な文面は、真ちゃんらしくない。



私は、沈み込むような虚無感の中にいたけれど、返信しなかったら死んだと思われるかもしれない。

生きてるよ、と入力して、返信キーを押した。



ほどなく。
今度は、ドアが、開いた。




「みーつー」

「…………………」

「…おぉ?予想以上のへこたれ具合だなあ」



真ちゃんはいつものように、遠慮することもなく上がり込むと、私の手から、携帯を取り上げた。



「ちょっと貸してネ」

「…………………」



何をするのか解らないけど、真ちゃんは、携帯を自分のポケットにしまい込むと、私の目線に合わせるように、しゃがみ込んだ。



「泣きすぎだョ、チョー不細工」


真ちゃんの指先が、ためらいもなく、私の涙を、拭った。