その時に、私がどんな顔をしたのか、よく解らないけれど。
慌てたように哲から一歩離れた雪音ちゃんに、息が詰まった。
「私……今日、練習……」
ちらりと、哲が私を見たのが解る。
例え、哲が雪音ちゃんと良い仲になろうとも。
いや、なれるといいね…?
…………なっちゃう、の?
…本当に?
「…行くね」
「ほんとですか?良かった!」
無邪気に喜んでくれる雪音ちゃん。
大好きなんだけど……。
なんだけど………。
今は、うまく笑えていない私を、見ないで欲しい。
哲が雪音ちゃんと仲良くなって、私は遼を振り直す。
きちんと。
謝って。
遼に、謝って。
きっと、哲にもバレているけど、口に出しちゃいけない想いを、きちんと。
遼に話して。
謝って。
哲は、私が哲を好きだって…はっきり勘付いちゃったから、この距離なんだと、思う…し。

