朝の旋律、CHOCOLATE ~Whole Lotta Love~



一瞬、雪音ちゃんの相手を、哲に頼もうと思った。

可哀想に、寒いのに外に出されちゃう雪音ちゃん。


でも哲は、ここ数日、仲良しじゃない、から。

………だからこそ、チャンス?
もしかして、いいタイミング?



私は携帯を手に取った。

ドキドキ、する。

これ、もしかして、結構……
ツラい、かも。



もしかして、私の分の哲って、笑わない哲だけかも知れない。


私が、壊しちゃった?
笑わない哲すら、残らない?




「大丈夫ですか?真っ青です」

「……ぁ、うん、ごめんなさい。雪音ちゃん…寒いだろうから、簡潔に」


団長には、遼との事だけを話せばいい。

応えられないのに、顔を合わせるのはツラいから、って。

それだけ、言えばいい。



だから……

哲には…頼まないでおこう。


話はすぐ、済むんだから。