「高崎さんの様子も…変だし」
雪音ちゃんが、いつものふんわりとした笑顔を消して、俯き加減に呟いた。
「倉橋蜜。高崎と何か…あったんですか?」
………高、崎?
「………ななっ…何も!?」
やべぇ、私、遼の名字忘れてたよ!!
「………蜜さん」
「…なんですか今の間」
どこから否定していいか解らない上に、どこにも否定できる箇所のない時の冷や汗って、ほんとに冷たいや…なんて。
そんな事を思いながら、私は2人に、砂糖を煮含めた金柑と、玄米茶を、出した。
今日は、真ちゃんの来る日。
隣の部屋には哲がいて。
髭の素敵な団長と、マシュマロおっぱいの、雪音ちゃん。
雪音ちゃん。
雪音ちゃん、かぁ……。

