――――――………

「んっ…」

目を覚ました…
ここ…どこだ?

薬の匂いがする
それと白い天上が見える…

あっ!保険室だ!でも何で?

スゥースゥー…

私じゃない違う人の寝息が
聞こえる

「神埼くん…」

そうだ!!私ボールが頭に当たったんだ!!
それで…神埼くんが…
あっ…もしかして…

「ずっと…いてくれたの?」

寝ている神埼くんに話掛ける

私は神埼くんの頭を撫でた…

「ありがとう」

可愛い寝顔…

私知ってるよ?
神埼くんが優しいこと
いつも強がってることばっか言ってるけど
誰よりも神埼くんが優しいこと…
素直じゃないだけ…

私はそんな神埼くんが好きだ
それは恋愛感情とかじゃなくて
1人の人として

「………あ…起きてたの?」

「あっ!神埼くん!おはよ
私は今起きたよ…」

「そっか…」

優しい笑みを浮かべ言った

ドキン…

何…今の…