私はゆっくり起き上がると
雑に拭かれたお腹を撫でた。

指にぬるっとした液がつく。
照明のおかげで、まだ拭き取れてない液がテカってわかった。
「はぁ。」
溜め息をもらす。

でも、二万もらった。
その満足感で私は自然と微笑んでしまう。

「次どーぞ」

着替えたオジサンが笑顔でシャワー室から出てきた。
「はーい」
適当に返事をし、私もシャワーを浴びる。