Extreme city

顔に食い込む金網。

それでも構う事なく。

「ちと度が過ぎたな餓鬼、あぁ?」

不動は雨久の頭を摑んだまま、金網を引き摺り回す。

くっきりと雨久の顔に残る金網の痕。

肌が擦り切れ、血が滲む。

苦痛に歪む表情が、金網向こうの観客達によく見えた。

その光景に下卑た連中は喝采する。

そして最後には。