恐怖短編集

棒の先は火をつけたタバコのように熱くなっていて、俺の皮膚を簡単に焦がして行った。


人間が焼ける臭いはチキンに似ているのだと、この時始めて知った。


俺がここにいる理由……?


そんなもの、俺が聞きたかった。


目が覚めたら、このわけのわからない箱の中に閉じ込められていたのだ。


そして、この男が来る前に、二人の男が俺に話を聞かせにやって来た。


男と女が残酷に殺される話。


どちらも箱の中に閉じ込められた状態で、逃げ場などどこにもなかった。