恐怖短編集

そう思いながら、未だに置かれたままの赤いボタンを見つめた。


「何ボーっとしてんだよ」


男が持っている黒い棒で突かれて、洋太は視線を戻した。


「あぁ……話をしてくれ」


洋太は男と同じようにあぐらをかき、耳を傾けた――。