恐怖短編集

いや、それでもあいつらが持っている棒がただの棒だとは考えにくい。


何か特別な使い道があるのではないか?


この、電流が流れる鉄格子のように、箱に入った人間の生命を脅かす道具の一つかもしれない。


考えれば考えるほど、頭の中が真っ白になって行く。


なぜだ?


なぜ、俺は今ここにいる?


この箱に入れられた人間は、必ず死ぬのか?


どうして?


何も、わからない――。