好きなんて言えないよ。

「恋梨ちゃん!心配かけてごめんね…!」



「いきなり十和倒れたからほんとばっかりしたよ〜!」


恋梨ちゃんはホッとしたような表情でわたしに言った。


間々原君の事で頭がいっぱいだったけどそういえば倒れて保健室にいるんだ…!


え、ていうかわたし倒れたの?



「わたし倒れたの…?」



それすら記憶がない。



「倒れたよ!!間々原君が運んでくれたんだよ!」


…………え?!


間々原君が運んできてくれた…!?



それは初耳なんですけど…。



「え…?ほんとに…」



確かに保健室まで自分できた記憶もないし、体育館で目の前が真っ暗になってから記憶がない。



「誰がなんと言った訳でもなく間々原君は十和をお姫様抱っこしたんだよ〜?」