買い終わった後の間々原君のちょっと分かる嬉しそうな表情。



今までなに考えてるか分からない人だったけどこれだけは理解できた。




そして私は新刊を買い、間々原君の元へと向かう。



「嬉しそうにしすぎでしょ(笑)。その女優さん好きなの?」



「そー!めっちゃ好きなの!女優の中で一番好き」



そう言ってる間々原君の表情が少し嬉しそう。



「じゃー、出ようか!帰ろ!」



「そーだな、そろそろ紺野たちも行っただろ、帰ろ」



私たちはさっき来た道を歩きながら帰る。


こんな楽しい日常がこれからも続けばいいのに。



この時はそう思っていました。