[完]バスケ王子に恋をして。

「ふーぅ……」

私はジャージに着替えて髪をポニーテールにして部室を後にした。

「あっ!!海斗!!」

廊下に出ると海斗を見かけた。

「おお……何、珍しく髪縛ってんじゃん」

海斗が私の髪を指差して言う。

そう……私が髪を縛ることはあまりない。

「うん。今日暑いから!!」
「そっか」
「海斗は髪短いから暑くないでしょ?」
「いや。そんなことないぜ?
髪洗う時めっちゃスッキリするし」
「そんなの当たり前でしょ」

私は笑って体育館の扉を開けようとした瞬間体が固まった。