産婦人科からの帰り道は 清々しかった。 


多分、周りの人からは、 「バカじゃん」って言われると思うケド、あたしは13才で産むことに決めたんだ。 


「パパ、何で反対しないの?普通堕ろせって言うんじゃないの?」


っていったら、 


「パパは普通じゃないから、そんなことはなっから思わなかったな。それに若いおじいちゃんっていうのも悪くないからね。」 

  
パパの嘘はすぐわかる。 35歳でおじいちゃんになってうれしい訳ない。  

あたしに気を遣ってるんだ。 


ごめんなさい、パパ。 


ありがとう、パパ。