武士道セブンティーン!!


「おう……新撰組は女買って監禁してんのかい」

バキリ、と倒れた障子を踏みつけて入ってきた男。

バンダナみたいなので鼻から下を隠していて、目元しか分からない。


いや、隠す意味が分かんないんだけど。


「あたし、買われた記憶なんか無いけど?
まぁ、監禁はあながち間違いじゃないけどね」

気絶した男の傍らで立て膝をつきながら、入ってきた男を見上げる。


「面白れぇ女だ。顔もなかなか可愛いじゃねぇか」

「どうも」


ダンッ!


髪を掴まれ、壁に身体を押し付けられる。

ぶつかった背中が痛い。