________ _________………… 夜もすっかりふけた。 持っていた腕時計は一時半を指していたが、 あまり信用はできない。 何だかんだ言って寝てしまっていたらしい。 あの態勢のまま寝てたから、体のあちこちが固まって痛い。 むくりと起き上がり、しばらくボーッとする。 瞼が重い。眉間をしかめながら、霞む目を擦る。 (………あー、ダル………) 外にいるはずの斎藤は、気配はあるが静かなことから、寝ているのかもしれない。